ベイスターズ対中日 2019開幕戦 スコアブック 3/29
先発投手は今永。オープン戦ではえげつないストレートを投げていたが、シーズンではどうなるか楽しみでした。
立ち上がりから150km/hと走っていて、バットに当たってもファールという感じでした。
5回まで危なげなく無失点。ストレートとチェンジアップが若干引っかかって低目のボールになっていた球がいくつかありましたが、追い込んでから甘い球はなかったです。それほど魂がこもっていたのでしょう。
6回に大島をヒットで出塁させると、しつこく牽制。3、4球連続で投げるもすぐさま盗塁成功。この辺りは大島の嫌がられる所以でしょう。
7回は高橋周平に二塁打を許しましたが、ストレートは未だ走っていました。後続を連続三振で取り点を許さず。
その裏の打席では追い込まれてからも、内角をしぶとくカット、際どい球も見極め、レフト前ヒット。流れはここで動いた感じがしました。
援護をもらった8回のストレートは146km/hほどでしたがしっかり抑えました。
結果8回無失点11K120球そして1安打先制得点の大活躍。
気迫が違いました。感動です。
最終回は山崎康晃。ストレートは146km/h前後でした。コースも甘い球が多かったですが、8回の攻撃が長かった分、メンタル的な調整は難しかったと思います。
痺れる場面では本調子で見たいですね。
打線は6回まであと一本が出ない、という感じが続きました。しかし注目の楠本は三打席目までで1安打2四球と出塁を重ねていました。特に、2打席目は追い込まれてから、外のストレートを上手くレフト前。こういったところが楠本の凄いところです。三振する雰囲気が感じられず、持ち前のバットコントロールが生きていました。
同点で迎えた7回裏、今永ヒットからの梶谷の打席、今永のヒットで流れが来た感じがしましたが、個人的に梶谷への最後の球がこの試合のターニングポイントだったと思います。
正直ストライクで三振でもおかしくない球でした。
梶谷本人がボールだと思って見逃したのか、手が出なかったのかはわかりませんが、あれがフォアボールになり、筒香の同点打を呼び、今永を楽に投げさせたのは間違いないです。
9回には代打佐野の2点タイムリーツーベース。
佐野が打席に立つとものすごい期待感を感じるのは私だけでしょうか。
佐野の打席を見るのが一番ワクワクして楽しいです。(笑)
その後筒香にチーム第1号のホームランで大量得点と幸先の良い開幕スタート。
あまり目立ちませんが、今日は大和がとてもいい仕事をしたと思います。
私は「追い込まれてから何球投げさせるか」
というのをいつも注意して見ているのですが、大和は4打席で追い込まれてから計20球投げさせました。2位は伊藤光で計6球でした。
投手としては追い込んでから何球も投げさせられるのはとても嫌なので、そういった意味で今日の大和は2安打以上の仕事をしていたと思います。
楠本の最後のデッドボールだけ不安ですが、開幕戦としてはいいスタートを切れたのでは。